日本で廃棄されているプラスチックは年間820万トン、その約半分400万トンが容器包装プラスチックごみなんです。 わたしたちが運営するリユース容器シェアリングサービス「Megloo」は、大量生産・大量消費されていくリニアなエコノミーから、循環型社会へのシフトをリードしていくため、使い捨てプラスチックに代わって地域で循環する容器を巡らせることで、ごみとCO2を削減します。
地域共通のリユース容器を、テイクアウト時に加盟店舗で受け取り、近くの加盟店舗に返却するという流れで循環させ、環境負荷を削減します。使い捨て容器使用時と比較して、ごみが削減されるだけではなく、CO2排出量も90%以上削減できます。(リユース容器100回使用時と、使い捨て容器100個使用時の比較)
国際プラスチック条約を議論するINC4 開催期間中にAEPW主催 Solution Showcaseにて国連環境計画事務局長Inger Andersen氏へMeglooの説明 (2024/4/22 @ Ottawa, Canada)
世界では今、国際プラスチック条約が同意されようとしています。プラスチック利用量の削減、リサイクル率の向上、そして環境負荷の低いリユースの推進が求められているのです。 私たちは、食品容器のリユースという身近な取り組みからスタートし、サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、そして持続可能な未来を目指す行動を促す社会を築くことを目指しています。
Meglooには『容器が巡る』という意味だけではなく、『ごちそうさま』『ありがとう』という気持ちが地域で巡るという思いも込められています。 ごみやCO2排出量を減らすことはもちろん、「めぐる」から生まれる地域の繋がりや、地域全体の環境意識向上も大きな価値だと考えています。
Meglooは2021年10月に鎌倉市内で実証実験としてスタートし、渋谷区、中野区、目黒区、台東区蔵前、横浜、静岡県袋井市、北海道と全国様々な都市に導入され、エリアを拡大してきました。 またローカルイベントでも毎週末複数の場所で使われるようになりました。
2024年秋には、湘南ベルマーレのホームスタジアムとキッチンカーを全面リユース化を実施。その実例を元に、2025年春はサッカー3チーム(湘南ベルマーレ・FC東京・ヴァンフォーレ甲府)に加え、麻布台ヒルズなど大規模商業施設イベントでもリユースを導入しました。
2025年秋には、サッカー・他スポーツ・商業施設・大型イベントなど、さまざまなシーンに展開が加速しています。今まさに「スケールさせていく仲間」を必要とするフェーズに入っています。
弊社は、日本で初めて廃棄プラスチックを無くす国際アライアンス (Alliance to End Plastic Waste, 略称AEPW) のプロジェクトとして選出され、技術的・金銭的なサポートを受けています。国際プラスチック条約策定に向けた第4回政府間交渉委員会(INC4)と同時開催されたAlliance To End Plastic Waste(AEPW)主催のショーケース”Circularity in Action: Solutions for Change”にも日本企業としては唯一出展し、国際的にも注目を集めています。
さらに、大手企業とのコラボレーションにも数多く取り組んでいます。例えば、三井化学との協力により、バイオマスPPをマスバランス方式で容器の素材として採用することで、環境負荷を下げています。
行政との連携も積極的に進めており、以下のプロジェクトに採択されています。
官民問わず多くの支援を受けながら、私たちは事業を拡大してきました。 また、数々のビジネスコンテストでも高い評価を受けています。
また私たちの取り組みは大手テレビ局や新聞などのメディアにも多く取り上げられ、広く注目されています。
使い捨てプラスチックの問題は誰もが知るところですが、具体的に解決策を持って取り組んでいる人は多くはないです。もちろん使い捨てプラスチックの問題だけではありませんが、分かっている問題に対して私達一人ひとりが行動をしていくことが重要なのです。私達のソリューション、スキルとパッションを通じて、社会に、そして地球にポジティブなインパクトを与えていきたいです。
私たちは経済的なインパクトと社会的なインパクトの両立を追求し、持続可能な成長を実現していきます。
これまでは少人数で実証を重ねてきましたが、今は大規模展開・事業拡大の真っただ中。サービスの需要が急速に拡大している今、より多くの仲間と共に、大規模な仕組みを構築していく必要があります。古くからあるリユースという概念に最新テクノロジーを取り入れ、使いやすく効率なプロダクトを開発する必要があります。さらに環境視点・顧客視点を同時に考慮したマーケティング戦略の展開、導入者も利用者もWinWinで持続可能なビジネスモデルを構築していきます。 この成長のフェーズに共に挑戦し、「めぐる社会」を一緒に広げていく仲間を募集します。
次世代に残したい、より良い未来を一緒に作りませんか?